人生のためになる言葉があったりなかったり。
カレンダー
01 | 2025/02 | 03 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
カテゴリー
フリーエリア
最新記事
(02/07)
(01/20)
(01/06)
(12/22)
(12/16)
最新TB
ブログ内検索
カウンター
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
檜佐木センパイが
現世で買って帰って
瀞霊廷ン中で乗り回して
スゲー怒られてたからな」
って!!
「センパイ」って言ったっ!
「センパイ」って言ったぁぁぁぁっ!!
つぅか、修兵ってば、ナニやってんのぉ~?!
アホ可愛い奴め。
***
こんなん出ました。
現世で買って帰って
瀞霊廷ン中で乗り回して
スゲー怒られてたからな」
って!!
「センパイ」って言ったっ!
「センパイ」って言ったぁぁぁぁっ!!
つぅか、修兵ってば、ナニやってんのぉ~?!
アホ可愛い奴め。
***
こんなん出ました。
***
バウンバウン
六番隊への道すがら、爆音が後ろから響いてきたので振り返ると、バイクが恋次の横で止まる。
霊圧で誰かは分かっていたのだが、死神の証である死魄装姿のままバイクに跨った修兵は、剥き出しの腕を組んで、何故かドヤ顔でふんぞり返っていた。
「…センパイ、何スかソレ」
「バイクだっ!」
「いや、バイクぐらいは知ってるけどよ」
死神代行の尻ぬぐい等、現世駐在任務が多かったので、恋次はソレがナニかは分かっていた。
だが、問題はソコではない。
何故、修兵がソレに乗っているかなのだ。
「現世で買ってきた!格好いいだろっ!じゃあなぁ~」
バウンバウン
再び轟音を上げて、恋次が何かを言う暇をも与えず、修兵は走り去っていった。
どうやら修兵は、現世から持ち込んだバイクを見せびらかして回っているらしい。
(ノーヘルだし…)
それなりに現世の交通法規に詳しいことはさておき、瀞霊廷にバイクなんか持ち込んだら、どうせロクな結果にはならないと、既に恋次は予想していた。
***
数日後、またもや帰隊する途中
「わぁあぁぁぁぁぁン!」
ドスンという衝撃が背中を襲い、振り返らなくても後ろにいるのが修兵だと分かっているので
「どうしたンすか?」
一応、聞いてみると
「バイク取り上げられたぁぁぁぁぁぁー!」
本気で泣いているようで、背中がじんわりと濡れてくる。
(言わんこっちゃねぇ)
バイクなんかで爆煙を上げて御府内を疾走していれば、早晩、叱責の憂き目にあうのは、火を見るよりも明らかだ。
(頭イイのに、なんでこんなにアホなことばっかするンだか…)
そう思いはするものの、泣いているのを可哀想に思い、やんわりと腕を解いて、正面で捉えると
「誰に取り上げられたんスか?」
尋ねてみる。
九番隊の副隊長から、私物を取り上げるくらいだから、何処かの隊の隊長なのだろうが、相手次第では、もう乗らないことを条件に、バイク自体は返して貰うことくらいのことは、できるかもしれない。
すると
「………隊長」
潤んだ瞳で恋次を見上げ、ボソボソと小さな声で隊長だと言うので
「はぁっ?!」
問い返すと
「そーたいちょー…」
グスグスと鼻を鳴らしながら、恋次の胸に顔を押し当てて、修兵は答えた。
(そりゃ、無理だな)
護廷十三隊総隊長である、一番隊隊長・山本元流斎重國が相手では、流石に下渡しの陳情も及ばないだろう。
恋次は修兵の頭にポンと軽く手を置いて
「悪ぃことは言わねぇから、諦めろ」
そう諭すと、修兵はイヤイヤをするように首を振って
(ガキみてぇだな…)
と微笑ましく思っていたのも束の間で
「…ちょっ?!アンタ、ナニしてんスかっ?!ってか、オレの死魄装で鼻ふくなっ!!」
何のことはない、可愛い仕草だと思ったのは勘違いで、理不尽な腹いせなのか、修兵は恋次の胸元に、流れ出た涙と鼻水を擦りつけていた。
***
バウンバウン
六番隊への道すがら、爆音が後ろから響いてきたので振り返ると、バイクが恋次の横で止まる。
霊圧で誰かは分かっていたのだが、死神の証である死魄装姿のままバイクに跨った修兵は、剥き出しの腕を組んで、何故かドヤ顔でふんぞり返っていた。
「…センパイ、何スかソレ」
「バイクだっ!」
「いや、バイクぐらいは知ってるけどよ」
死神代行の尻ぬぐい等、現世駐在任務が多かったので、恋次はソレがナニかは分かっていた。
だが、問題はソコではない。
何故、修兵がソレに乗っているかなのだ。
「現世で買ってきた!格好いいだろっ!じゃあなぁ~」
バウンバウン
再び轟音を上げて、恋次が何かを言う暇をも与えず、修兵は走り去っていった。
どうやら修兵は、現世から持ち込んだバイクを見せびらかして回っているらしい。
(ノーヘルだし…)
それなりに現世の交通法規に詳しいことはさておき、瀞霊廷にバイクなんか持ち込んだら、どうせロクな結果にはならないと、既に恋次は予想していた。
***
数日後、またもや帰隊する途中
「わぁあぁぁぁぁぁン!」
ドスンという衝撃が背中を襲い、振り返らなくても後ろにいるのが修兵だと分かっているので
「どうしたンすか?」
一応、聞いてみると
「バイク取り上げられたぁぁぁぁぁぁー!」
本気で泣いているようで、背中がじんわりと濡れてくる。
(言わんこっちゃねぇ)
バイクなんかで爆煙を上げて御府内を疾走していれば、早晩、叱責の憂き目にあうのは、火を見るよりも明らかだ。
(頭イイのに、なんでこんなにアホなことばっかするンだか…)
そう思いはするものの、泣いているのを可哀想に思い、やんわりと腕を解いて、正面で捉えると
「誰に取り上げられたんスか?」
尋ねてみる。
九番隊の副隊長から、私物を取り上げるくらいだから、何処かの隊の隊長なのだろうが、相手次第では、もう乗らないことを条件に、バイク自体は返して貰うことくらいのことは、できるかもしれない。
すると
「………隊長」
潤んだ瞳で恋次を見上げ、ボソボソと小さな声で隊長だと言うので
「はぁっ?!」
問い返すと
「そーたいちょー…」
グスグスと鼻を鳴らしながら、恋次の胸に顔を押し当てて、修兵は答えた。
(そりゃ、無理だな)
護廷十三隊総隊長である、一番隊隊長・山本元流斎重國が相手では、流石に下渡しの陳情も及ばないだろう。
恋次は修兵の頭にポンと軽く手を置いて
「悪ぃことは言わねぇから、諦めろ」
そう諭すと、修兵はイヤイヤをするように首を振って
(ガキみてぇだな…)
と微笑ましく思っていたのも束の間で
「…ちょっ?!アンタ、ナニしてんスかっ?!ってか、オレの死魄装で鼻ふくなっ!!」
何のことはない、可愛い仕草だと思ったのは勘違いで、理不尽な腹いせなのか、修兵は恋次の胸元に、流れ出た涙と鼻水を擦りつけていた。
***
PR