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人生のためになる言葉があったりなかったり。
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鬼灯丸の房(シッポ)っしょっ?!

っていう内容のメールを出したりして忙しかったのですが

取り敢えず冬の申し込みが出来て良かったです。
いっつもこの時期
申込書を買い損ねたり
PCが不調だったり
ホント
冬は受からないンだよなぁ~。

***

ドォォォーン
ドンドン
ドドォォーン

遠くから、鼓動を振るわせるような、音が響いてくる
そう遠くないトコロから、打ち上げられているのだろうか。
〆切間近の編集室で、開け放した窓から見える、花火の光。
(あぁーあ)
今頃、何をしているのだろうか。
戦は終局したと、表向きには伝えられているが、状況はそう、甘くはない。
敵は次々と現れるもので、また尸魂界にとって未曾有の戦乱が始まろうとしているが、その事実は未だ、伏せられているから、夏祭りや花火大会が開催され、皆が笑顔だが、修兵の気分は晴れない。
(また、現世へ駆り出されるのは、間違いねぇンだろうぉなぁ)
年下の情人の今後を、ツラツラと考えていると

「ういぃっス!」

突然声がして、目を見開いていると、屋根から逆さまに覗く影。
長い紅髪が、逆光に透けている。
今、正に、修兵の意中を締めていた男が現れた。
雨樋に手をかけて、くるりと身体を反転させ、背中から入室し

「仕事、終わらねぇンすか?」

覗き込むかのように、首を傾げて投げかけてくる視線が、妙に居心地が悪い。

襟元を締めても墨を隠しきれないホドに盛り上がった厚い胸板
院生時代よりは一回り以上カサの増した首筋と肩、そして二の腕
髪を括る手拭いも、白から別の物へ、変えてしまったようだ。

(逆光の中でも、鮮やかなモンだな)
見惚れそうになった自分に、恥ずかしさが込み上げ

「ンだよ?」

ワザと素っ気なく振る舞うと。

「アンタのイロを惹きに来たンすよ」

なんのてらいもなく、そう答えた、その瞬間

ドォォォーン

派手な光が、彼を彩る。


逆光の中でも、彼の艶は、衰えるどころか、まるで灼熱の火花を背負ったかの如き体で、修兵は言葉を失った。
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Photo by RainDrop
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