人生のためになる言葉があったりなかったり。
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「だって、あの人、死神だろう?」
そう言ったのは、修兵だった。
未だ戦時体制の真っさなかに、浦原商店で、空座町常駐待機任務に着いていた恋次の元へ、修兵もイヅルも、なんだかんだで、現世に来ていた。
それは浦原商店の、居間でのことで、この時にはテッサイと、そして、どうしてだったか茶渡がいたのだが、その件に関して、特段のコメントは、誰からも発せられなかった。
案外とすれ違いが多く、イヅルは面識があったが、修兵は浦原と恐るべき子供達(ジン太&雨)に顔を会わせる機会がなかったが、テッサイとは何度か顔を合わせていた。
一心が死神だと(少なくとも元死神ではあると)、最初に指摘したのは、修兵だった。
そして、案外あっさり、イヅルも頷いていた。
結局、一泊して、黒崎医院の駐車場の清掃をしながら、恋次は考える。
(まぁ、考えてみりゃ、アタリマエだよな)
一護があれだけの霊圧を持っているのに、なにか根本的な理由のようなものがない方がおかしい。
ただ、恋次は霊圧の捕捉とか調整とか、そういった細かいことが苦手だ。
一心の馬鹿でかい霊圧も、無造作に受け流してしまっていて、気づかなかったのは、己でも阿呆だと思うが、一心の方でも、恋次やルキアや、死神達と接する時は、霊圧を極力、消していたのだろう。
「恋兄ぃ、御飯できたよぉ~」
柚子から声がかかり、振り返ると、台所の窓から、手を振っているのが見える。
朝飯どころか、ゆっくりしていけという一心の言葉に甘えて、昼飯の時刻だ。
(因みに、コンパ帰りで二日酔いの一護は、未だ二階で延びている)
「おにいちゃんが増えたみたい♪」
柚子はもちろん花梨も、恋次と修兵に懐いている。
もともと兄貴肌の恋次は、懐かれて悪い気はしないし、修兵も懐かれて、満更でもないようだ。
これからしばらく、空座町で世話になることも多いだろう。
そして、なんとなく、そうなんとなくだが、部屋に帰るのが恐い気が、恋次はしている。
嫌な予感がするのだ。
そして、得てしてそういう、悪い予感というものは、ドンピシャだったりする。
「なんで穿界門があるンだよっ?!」
***
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