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って言ってもねぇ・・・。
むしろ復活する前の方がガンガン書いてたからなぁ(笑)。
復活しても、原稿&引っ越しが終わるまではBLOGサイトのままだと思います。
お風呂H書こうかなぁ・・・。
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「阿散井さん。阿散井さん。」
終業後、オーナーが扇子を振りながら話かけてきた。
こういう時の話題はアヤシイ気がするが、無視するわけにもいかないので
「なんスか?」
話を聞く体制に入る。
「いやぁ、もう一人くらいギャルソンの心当たりが無いですかねぇ?臨時の助っ人でいいんで。」
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「・・・というわけだ。」
「ちょっと待ってよ。阿散井君!!なんで僕が・・・。」
「容姿端麗で身長170センチ以上の男性従業員、っていうのが採用基準でよ。オマエならいいだろうと思って。」
「僕はギャルソンなんて・・・。」
「時給は1000円で賄い付。22時以降は1200円になる。」
「・・・。」
都心の繁華街ならいざ知らず、今時、水商売でも無い限り、よほどの特技でもなければ、なかなかこんな好条件のバイトはない。
父親と和解したらしいが、それでも相変わらず一人暮らしを続けている雨竜にとっては、なかなかオイシイ話だろう。
というわけで?
Cafe de URAHARAに新メンバー参入&新機軸展開。
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それは、雨竜がカフェで働くようになって直ぐのことだった、客の一人が入ってきた途端によろけて、その拍子にカウンターに引っかかって、ジャケットの袖口が破れたのだ。
「あーっ!!どうしよう・・・。」
どうやらこれから外出するらしく、袖口をみてしょんぼりしている彼女に
「お客様、よろしければ目立たないようにお直しします。」
イヅルが声をかける。
「ホント!?助かるわ。」
そう言って、そそくさとジャケットを脱いで、イヅルに渡すので、受け取ったイヅルは、当然のようにそれを雨竜に渡した。
雨竜の方でも心得た様子で
「バックで直してくるよ。」
と、嬉しげに去っていった。
10分もしないウチに、ジャケットは破れたところが全く分からないくらい綺麗になっていた。
「ウリュウくん。ありがとう!!」
彼女は感激のあまり?雨竜の手をギュッと握る。
すると途端に、雨竜は赤面する。
雨竜の人気は、こういう純情なところからきている。
「なにか頼んで?」
彼女は雨竜の手を握ったままで、自分の席へと誘うから
「それじゃあアールグレイを。」
見せのルールに則って、着席する。
雨竜が頼むのはいつでも紅茶だ。
「シャンパンでもいいのよ?」
彼女がすすめても
「僕は、お酒が得意じゃなくて・・・。」
クイッとめがねのブリッジを押しながら、恥ずかしげに呟くその姿が、年上の女性の心を刺激するらしい。
まだ週3回で2週間目なのに、人気上々なのだ。
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「はいはーい。皆さん。」
終業して、スタッフルームで着替えていると、浦原が陽気な調子で入ってくる。
「ナンすか?」
「はい。喫茶浦原で、夏の出店をすることになりましたぁ。」
「「「・・・はぁ?」」」
その場にいた、恋次、イヅル、雨竜が声をそろえて、眉間に皺を寄せる。
「いえね?・・・」
扇子をヒラヒラさせながら、店長が説明するには、空座町ビーチの一角に店を出す権利を手に入れたので、ちょっと荒稼ぎしよう
「・・・ってコトなんですよ。」
「「「・・・。」」」
大体が発表された時点で、本人達の意志などあってないようなもので?
こうして Cafe de URAHARA は
ビーチで一夏限りの海の家を
展開することになった