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人生のためになる言葉があったりなかったり。
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カラーイラストとかの中でいいから
恋次と修兵を、出してくれないかなぁ…。

***

***
なんとなく、揃って下校する。
「聖のコって、可愛いコ多いよねぇ」
なんて、古市は言ってるけど、夏目的には
(大したことないよなぁ…)
という気分だ。
まったりと、並んで歩いていると、パラパラと、晴れているのに、降ってきたので、髪を掻き上げつつ
「ウチ、近いから、雨宿りする?」
夏目が古市に尋ねると
「うん、じゃあ、お邪魔しようかな」
ホイホイとついてきたのに、内心、夏目は苦笑する。
(俺の部屋についてくるなんて、女の子だったら、ヤッて下さいってコトだけどねぇ)

「お邪魔します」
キッチリと玄関で挨拶をして、古市が夏目の部屋へ来たところ、夜会巻きで着物姿の女性とすれ違った。
「あら、慎ちゃん、友達?」
夏目が頷くと
「うちの子、ヨロシクね」
いつも夏目と連んでいるのとは、全くタイプの違う古市に、好感をもったのか、3割り増しぐらいでニッコリ笑って、出勤していった後ろ姿を見送りつつ
「美人のお姉さんだなぁ」
古市がそういうから
「いや、アレ母親」
夏目がそう言うと
「えぇーっ?!凄い若い!!お姉さんじゃねぇーのぉー!!」
「アレでも30代後半だよ」
「見えねぇー!!」
酷く感心しているようなので
「姉はこっち」
そう言って、夏目はヤンジャンを差し出す。
「…はっ?!えっ?!この表紙のお姉ぇさん、夏目くんのお姉ぇさんなの?」
「うん。あっ、お茶?コーラ?ビールもあるよ」
表紙を食い入るように見つめている古市に、飲み物を勧めてみるが、関心が水着の表紙に行ったままのようで
あーとか、うーとか、生返事を返すばかりだから、お茶を出してみる。
「…あー、お母さんがあんな美人で、お姉ぇちゃんがグラドルだからかぁ…」
「ン?ナニが」
「いや、夏目くん、格好イイから、要求高いのは分かるけど、身内がコレじゃあ、女の子に対する目も、厳しくなって当然だと思って」
「そーかな?」
「因みに、お母様のご職業は?」
「銀座で店やってる」
「あー!うん!そんなカンジだったよなぁ。ウチなんか、普通に専業主婦だからなぁ。」
美人の家族がいて羨ましいと、古市は何度も口にする。
「姉妹いないの?」
尋ねると
「妹がいるけど、夏目くんのお姉ぇさんみたいに、美人じゃないよ」
苦笑しているので
「古市くんの妹なら、可愛いンじゃない?」
夏目がそう言うと、何故か古市は赤面していた。

結局、その日は、携帯の番号とメルアドを交換して、別れた。

(友達になっちゃったよ…)
女の子相手だったら、部屋に連れ込んだ時点で、ソクハメの状況だったのだが
「まずはお友達から」
と古市が言い出したので、友人をすることになった。
(ハハッ…、俺、友達いないからなぁ。ちょっと嬉しいかも?)
夏目の携帯に、友人の名前が、初めて載った。

***

取り敢えず終わる。
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Photo by RainDrop
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