人生のためになる言葉があったりなかったり。
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マレーシアの人っぽい気がする(←なんでっ?!)
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「おっ…」
「お?」
「追いかけなくていいのか?彼女」
いきなりナニを言い出すのかと思ったが、どうやら逃げていった女の子のことらしい。
「あー…、いいんじゃないかな?」
「あやまっといてくれよな」
そう言われて、夏目は困惑した。
いや、多分、もう二度と、会話することもないだろう。
沈黙したままの夏目に、古市は訝しげな表情になる。
「彼女…、じゃねぇーの?」
あっ、そうか。
SEXしてたから、オレのガールフレンドだと思ったわけね。
すごい、普通の反応だな。
この普通さが、石矢魔では、逆に新鮮だ。
恵まれた容姿の御陰で、夏目は女と金に困ったことがない。
来るモノ拒まず、去る者は追わない主義だ。
「もったいないなぁ。可愛い子だったのに」
古市はそういうが、似たような娘が、次から次へと、寄ってくるので、名前も知らない女の子は、どうでもいい。
「あー、じゃあ、帰ろうか。えっと、夏目…クン?サン?」
下校放送が始まったので、古市は鞄を手にとり、夏目に声をかけてきた。
「先輩って、呼んだ方がイイ?」
首を傾げて、尋ねてくる姿が
(うわっ!凄い新鮮)
頭のネジが2~3本、抜けているような奴ばっかり集まっている、この学校で
(この普通さが、逆に面白いな…)
夏目は古市に、本格的に、興味が沸いた。
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