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人生のためになる言葉があったりなかったり。
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・鰤
イヤ、正直、ココで連載が終わったらどうしようかと思ってたけど
滅殺じゃなく滅封で
まだまだ話も続きそう。
苺、エロスっ!!
浦一マンセー!!

・銀●
銀英伝みたいになってるンですけどーっ?!
夢オチとかかな?
山崎っ!!
オマエ、いったい何があったんだ。

バカイザーって
バカサバイバーみたいだよね(笑)

・魔王
かわいい侍女悪魔ちゃん
なんか萌える。
「禅×トラ」なのかなっ?!

・保健室
何気にさぁ
美作も本好も藤も
アシタバ大好きだよね?
っていうか
男気に溢れていて、萌える。

・警報
もう、ホント、スイマセン。
皆さん、お願いします。
葉書を出して下さい。
掲載順からいっても、このままだと、恐らくは終わってしまいます。
アニメ化してもイイくらいオモシロイ話なのにっ!!

***

***

「ふっ…、藤くん。あのね?どうしたの??」
部屋に来て、早速に藤はベッドに潜り込んだ(というか、アシタバを引きずり込んだ)わけだが、SEXの後も背中からアシタバを抱え込んで、離そうとしない。
ムスッとした様子で、振り返ろうとしても振り返ることが出来ないくらい、強くキツク抱きしめている。
「…」
(こーゆーわけの分からない無言は、止めて欲しいンだけどなぁ…)
妹二人は、水曜日は部活の後に塾があるので、今夜は九時過ぎにならないと帰らないし、母親も遅くまでパートに出るから、ベッドでまったりしても問題はないのだが、理由のわからない無言がプレッシャーになる。
「ねぇ?藤くん??」
伺うように、再度、声をかけると
「…隣の席の女」
「えっ?」
「…仲イイのかよ?」
「席替えしたばっかりだよ?!」
「オマエのコト見てた」
「…違うよそれ」
「…」
何でそうなるのか、席替えしたばかりで、名字くらいしかしらない隣の女の子の視線に、どうやら藤くんは腹を立てているらしい。
「ボクを見てたんじゃないと思うよ」
「むぅ…」
唸り声を上げて、ボクの方にグイグイと額を押しつけてくる藤くんに苦笑する。
隣の席の彼女がボクの方を見ていたのだとしたら、それは藤くんが来たからに過ぎないだろう。
きっと、彼女は藤くんとボクが仲がいいのを知っていて、隣の席になれてラッキーだと思ったと思う。
そのウチ、藤くんに直接話しかけてくるに違いない。
「ココ、どーしたんだよ?」
右の肘の擦り傷に触れながら、藤くんの声は心配そうだ。
「体育で転んだんだ」
「どんくせー」
そういいながらも、いつまでも傷に触れてくるので、逆に痛い。
腕の力が緩んだから、寝返りをうって、向き合うと、本当に、同性のボクから見ても“イケメン”という言葉がピッタリだと思える、整った顔が目の前にある。
美形すぎるというのは、可愛さや綺麗さやそう言うモノに対する執着心を失わせるのか、藤くんは自分の顔や身体に傷がつくようなことにも本人自身は全く気遣わず、寧ろ、周囲(主に女の子達)が大騒ぎをする。
なのに、ボクが怪我をすると、藤くんの方が痛そうな声や顔だ。
(愛されちゃってるのかなぁ…、ハハハ。まさかね)
意外に子供っぽいトコロがあるから、嫉妬じゃなく自分のモノを取られたくないという、独占欲だろう。
イケメンをこじらせているくらいの美形が、平凡中の平凡なボクとこんな関係になっているのは、女の子のように面倒なことを言わないからだろう。
「ダルイ」
「メンドい」
が口癖の藤くんは、恋愛感情じゃなく、手近で面倒がなく、そして後腐れもないようなHの相手として、ボクを選んだに過ぎない。
(でもせめて“親友”だと思っていてくれたら嬉しい)
病魔体験を経て、絆だけは、あると信じている。
それでも、藤くんを友達だと思っていないのはボクの方。
ボクはズルイから、自分の心にも平気で嘘をつく。

猿の三途川さんは、元気なのだろうか?
ウトウトしながら、フト、そう思った。
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Photo by RainDrop
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